芸術文化の分野で優れた功績をあげた芸術家に贈られる「第35回高松宮殿下記念世界文化賞」の授賞式が、東京都内のホテルで行われている。授賞式典には、岸田文雄前総理大臣や俳優・鈴木京香さんなど、各界からの来賓約220人出席した。この賞を主催する日本美術協会総裁の常陸宮さまにかわり、常陸宮妃華子さまから、絵画部門のソフィ・カルさん、彫刻部門のドリス・サルセドさん、建築部門の坂茂さん、音楽部門のマリア・ジョアン・ピレシュさん、演劇・映像部門のアン・リーさんの5人に功績をたたえるメダルが授与された。常陸宮妃華子さまは「今こそ国境を越えて人々を結びつけ、心を豊かにする芸術の力が求められています」と述べられた。受賞者を代表し、30年間被災地の支援を続けてきた坂さんは「被災者の住環境を改善するのも建築家としての責任」と、自らの信念を述べた。また、国際顧問の米国・クリントン元国務長官は、「複雑な世界において、芸術は我々の心を満たすだけでなく、民主主義と自由の柱である。より平和で公平な未来を築くためのコンパスでもある」とスピーチした。小池百合子都知事もお祝いに駆けつけ、夕食会で祝辞を述べるという。
住所: 東京都港区虎ノ門2-10-4
URL: http://www.okura.com/jp_site/tokyo/
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