イスラエル軍は8日、レバノン南部や首都ベイルートなど10分間で100か所超のヒズボラの拠点を攻撃したと発表した。先月戦闘が激化して以来最大規模の攻撃だとしている。レバノン当局によるとこれまでに254人が死亡したという。イスラエルのネタニヤフ首相は、アメリカとイランが合意した2週間の停戦について、我々の全ての目標を達成するための準備にすぎないと述べ、停戦後にイランへの攻撃を再開すること示唆した。イラン国営メディアは、イスラエルによるレバノン攻撃後ホルムズ海峡は完全に封鎖されたと発表した。アメリカのバンス副大統領は、アメリカとイランの停戦合意にレバノンでの攻撃停止は含まれていないとの認識を示した。バンス副大統領は、イランは次のステップに進まなければいけない、トランプ大統領には戦争に逆戻りする選択肢もあると警告しホルムズ海峡の開放を求めた。ホワイトハウスのレビット報道官は、トランプ大統領が交渉の実現可能な基盤と評価したイランによる10項目の提案について、イラン側が当初示した案とは全く異なるものだと表明した。イラン側が譲歩しより合理的で全く異なり簡潔な修正案を示してきたとしている。ただ10項目の提案をめぐりイランのガリバフ国会議長は、10項目のうち3項目で違反があったと主張、イスラエルによるレバノン攻撃、イラン領空へのドローン侵入、イランのウラン濃縮の権利の否定を挙げた。ホワイトハウスは、イランとの交渉が11日からパキスタンで始まりバンス副大統領がアメリカ代表団を率いると発表したが、戦闘終結につながるかは不透明。
