G7での最大の注目はトランプ大統領の言動。きのうトランプ氏が到着したとき各国の記者たちが立ち上がりモニターを取り囲み写真を撮るなどしていた。他の首脳たちにはない注目度。サミットの直前で状況は変わったと見ている。ヨーロッパの多くの首脳たちはイランの攻撃に反対していた。それについてトランプ氏は不満を募らせていた。こうした溝が対立として表面化するかがサミットの焦点の一つだったが、直前でトランプ氏が戦闘終結の合意をなんとか取り付けた。きのうトランプ氏は「取引はすべて署名された」と成果を大々的にアピールした。ある交渉関係者はトランプ氏の狙いについて「合意をせずにサミットに臨めば各国からの懸念が強まるのでなんとか間に合わせたのだろう」と分析している。このあとまさに中東情勢についての議論が行われる。戦闘終結に向けての合意の目処がたったため各国の関心はホルムズ海峡の安全の航行をどう実現するかになりそう。別の関係者は「いつ同じようなアメリカとイランの対立が再燃してもおかしくない。安定したエネルギー供給網をどう確保するかの議論ができるかが鍵。」と指摘している。トランプ氏は「ホルムズ海峡は完全に開放される」と発言したが、イランは「通航量を求める」など意見の隔たりがまだ残っている。さらにホルムズ海峡に設置された機雷をどう取り除くかなど実務的な課題が多く残されている。つまり各国ともこの合意がいつまで続くか不安視している。海峡が再封鎖されるリスクに備え、G7の首脳たちが具体的にどこまで議論を進められるかがポイントといえそうだ、などと伝えた。
