米国のニューヨークタイムズは3日、バイデン大統領が側近に対し、「数日以内に大統領職を務める能力があると世論を納得させることができなければ、候補者として挽回できないかもしれない」と話したと伝えた。選挙戦継続の可否を検討していることを示した発言だとしている。ホワイトハウス・ジャンピエール報道官は、ニューヨークタイムズの報道を「全くのウソだ」と断言したうえで、「撤退は検討していない」と強調した。こうした中で、バイデン氏は大統領選への対応をめぐり、民主党の知事ら20人あまりと会談した。会談後、メリーランド州・ムーア知事は、バイデン氏の選挙戦継続を支持する姿勢を強調している。