米国のバイデン大統領は8日、テレビ番組に電話出演し、民主党内から撤退論が出ていることについて「民主党内のエリートにいらだちを覚える」と述べた。また、大統領は8日、民主党議員に対し「この選挙戦を最後まで走り抜き、ドナルドトランプを打ち負かす」などと記した書簡を送り、撤退論を否定した。こうした中、ニューヨークタイムズは8日、パーキンソン病の専門医が去年の夏から8か月間で8回、ホワイトハウスを訪問していたと報じた。このうち少なくとも1回は、バイデン大統領の主治医と面会していると伝えている。また、米国メディアによると、バイデン大統領の主治医は8日、報道されたパーキンソン病の専門医は、バイデン氏の毎年の定期健康診断で診察を担当した神経科医だと発表した。その上で、定期健康診断以外で神経科医の診察は受けていないと強調している。