NATO首脳会議に出席するため岸田総理大臣も米国・ワシントンに入った。ヨーロッパと米国の軍事同盟であるNATOで総理は何を訴えるのか。特に強調するのはロシアと北朝鮮の接近。北朝鮮の弾薬がウクライナでも使われていることを踏まえてアジアとヨーロッパの共通の危機であることを訴える。岸田総理はホワイトハウスでバイデン大統領夫妻が主催したNATO首脳との夕食会に出席。日本時間きょう午後には韓国、オーストラリア、ニュージーランドとともにNATOのパートナー国として首脳会議などに参加。岸田総理はロシアと北朝鮮の接近への深刻な憂慮を表明し日本と安全保障の分野での連携や協力を深めるよう訴える方針。総理周辺はロシアと北朝鮮の接近は危険との認識をNATOと共有する機会にしたい。夕食会に先立って岸田総理は韓国・尹大統領と会談。この会談でもロシアと北朝鮮の接近が話題となった。岸田総理はロシアと北朝鮮が軍事協力などを強化したことに「深刻に憂慮すべきものだ」とした。韓国・尹大統領も「深刻な懸念を引き起こしている」とした。両首脳は緊密に協力、連携していくことを確認した。