米国・トランプ大統領はメキシコ・シェインバウム大統領と電話会談し、米国が4日から課すとしていたメキシコに対する25%の関税措置について発動を1か月間停止することで合意したと発表した。トランプは「フェンタニルや不法移民の流入を阻止するためにメキシコは恒久的に兵士1万人を国境に配備することに合意した」とコメント。閣僚レベルの交渉を行い、みずからもシェインバウム大統領とともにこの交渉に参加して2か国間の“取り引き”をまとめることを楽しみにしているとしている。シェインバウムはメキシコ、カナダのあいだで締結している貿易協定が中国や世界のほかの国々と競争していくうえで最善の道だとして、両国の通商担当どうしで事態の解決のために協議を行うべきだと提案したという。4日から中国に10%の追加関税を課すとした措置などをめぐって中国ともおそらく24時間以内に話すことになるだろうと述べた。