アメリカ・ワシントンから中継。梶川氏は「国債、金利の動きが想像を超えていたという一言に尽きると思う。長期金利の指標となるアメリカの国債が今週に入ってから売られてじりじりと金利の上昇が続いていた。なぜ国債が売られたのかについては様々な見方があるが、やはり金融市場におけるトランプ政権への信頼感の低下が大きいとみられる。長期金利が上昇するとやがては住宅ローンやクレジットカードの支払いが増えたり企業の経済活動も萎縮するわけで金融不安や景気後退の懸念が現実味を帯び始めてくる。トランプ氏は株価が急落した局面では何かを治すためには薬を飲むことが必要だとも述べていて関税を見直すことはないと強調していたが、金利の上昇がとまらないことでホワイトハウスではこの数日緊張が高まっていた。しかし、わずか半日での方針転換となったためワシントン・ポストはトランプ氏は債券市場に屈服したと報じている。NBCテレビはアメリカ開放の日は降伏の日に変わったと報じている。(アメリカ国内での受け止め方について)関税による物価上昇が本格的に始まったわけではないが、個人的な体験としてきのうタクシーに乗ったとき運転手からあなたは日本人かと聞かれトランプ関税は間違いだ申し訳ないと言われた。それだけ現在の世界におけるアメリカの立ち位置の変化について大いに戸惑っているのではないかと感じた」など伝えた。