12月の最低気温が-10℃を下回る日も珍しくない寒さ厳しい北海道美幌町に子どもたちが集まるちょっとだけ変わった学びの場がある。テーブルを囲んで子どもたちが行うのはボードゲーム。ゲームのために算数の苦手な子どもがめげずに計算に取り組んでいた。計算力だけではなく、ルールを理解する思考力や相手に勝つための問題解決能力、対戦相手との交渉力やコミュニケーション能力も自然と身につくという。塾長はこの夏に仕事を辞め、ボードゲームを仕事にした堀井栄希さん。堀井さんは約300種類のゲームの中から子どもたちに合ったゲームを選び学びにつなげている。小学6年生向けに堀井さんが選んだのは数字のパズルゲーム。堀井さんはボードゲームを学びにつなげるためにオリジナルゲームを考えたり、高校への出前授業を行ったりしている。堀井さんは「最後までやり抜く力がゲームを遊ぶ上で成り立つ。試行錯誤するので、どんどん社会に出て行って自分の好きなことで開拓していくような人が育ってくれたらうれしい」と話した。
住所: 北海道網走郡美幌町仲町1-126-1
