1985年、英国と米国で行われた伝説的なチャリティーライブ「ライブエイド」。映画「ボヘミアンラプソディ」でも描かれた。実はその開催のきっかけになったあるクリスマスソングがある。今からちょうど40年前の12月、英国で発売された曲。アフリカ支援を目的に英国で活躍するミュージシャンたちが集まり、作られた。先月、この曲が新たなバージョンとしてリリースされた。そこに込められているのは共感の思いが今こそ必要だというメッセージ。ことし改めて発売された「ドゥゼイノウイッツクリスマス?」。40年前と同じアフリカの支援を目的にしている。この曲の作者が今回NHKのインタビューに応じた。アイルランド出身のロック歌手、ボブゲルドフさん。曲の原点にあるのは自身の抱いた怒りだった。40年前、アフリカ東部のエチオピアでは干ばつなどによる深刻な食糧危機が起きていた。人気ロックバンドのボーカルだったゲルドフさん。クリスマスソングを作り、その収益を寄付に充てようと思い立つ。急きょ英国などのミュージシャンたちに呼びかけ、制作したのがこの曲だった。シンプルなメッセージは共感を呼び、発売から僅か1週間で100万枚以上を売り上げる大ヒットを記録。スター歌手たちによるチャリティーソングの先駆けとなった。この曲の成功は思わぬ展開を見せる。そして生まれたのがあのチャリティーソング「ウィアーザワールド」。英国、そして米国での盛り上がりを受けてゲルドフさんは前代未聞のライブを企画する。「ライブエイド」は世界中に中継され、15億人以上が視聴したともいわれる伝説のチャリティーライブ。そのフィナーレで歌われたのが「ドゥゼイノウイッツクリスマス?」だった。