加藤さんは「ターミナル・レートはどこ?」と題し見解を述べた。加藤さんは「ターミナルレートとは中央銀行の利上げの終着点を指す。日銀は中立金利が目安。経済を加速もさせないし減速もさせない。日銀の資産ではインフレが2%くらいで定着なら1%〜2.5%になる予想。2%以上になると政府は国債を発行していること、中小企業、変動金利ローンなどに問題が出る。過去をみると政策金利0.5以上挙がったことがない。FRBが利下げしても利下げが止まるや否や円安トレンドになる。来年にかけて1%くらい上がる」等とした。山田さんは「ボラティリティ」と題し、「株式VIXや金利、為替も低下している。米国経済は底堅い。景気後退リスクが低く、FRBが利下げに対して待ちの姿勢。経済指標と政策の変動が小さい中で市場も大きな動きを想定しにくい。低金利通貨と高金利通貨の2者間の金利差はかなりある。ボラティリティが低く、金利差が開いているのでキャリートレードには良い。7月はマーケットも夏休みモードに入る。6月にボラティリティが高まらなければ円安圧力が強まる」等と述べた。