ボリビアの鉱山セロ・リコでは採掘作業で多くの労働者が犠牲になったことから人喰い山と呼ばれている。3か月前からここで働く14歳のネイマールくんを取材。家族の生活費を稼ぐためで、日給は約3000円だという。山の標高は約4300メートルで、人一人がやっと通れる坑道が延々と続く。仕事は重さ約250キロのトロッコを押すこと。鉱石を積むと重さは1トンを超えるという。採掘するのはベテラン労働者の仕事で、岩盤崩落と隣合わせの危険な作業。人喰い山で働く子どもの人数は不明だという。去年1年間で117人が死亡し、うち5人が未成年だという。ボリビアでは農村部の子どもの約6割が小学校を卒業すると何らかの仕事に就くという。ネイマールくんはいつかまた学校で勉強したいと考えているという。