現在の座席カバーの頭部分は取り外して選択できる布製が主流となっているが、当時一般的だったのがビニール製だった。バスの他にもタクシー・列車の座席にもビニール製が使用されていた。そもそも座席カバーの始まりは劇場の座席で白いカバーをかぶせて高級感を演出していた。一番の理由は当時の男性は整髪料ポマードをべったりと使用していたため、簡単に拭き取れるようにとビニール製にしていたという。しかしビニール製は劣化が早く清潔な見た目を保つことが難しいとなり、現在では取り外し・交換が容易な布や不織布に変更された。しかし現在もあるメリットのためビニール製を使用するバス会社もあり、広告媒体のために使用していた。現在も地方のバス会社で使用されているとのこと。