パレスチナ自治区ガザで行われているポリオのワクチン接種について、WHO=世界保健機関は当初の目標を上回るペースで進んでいると明らかにした。ガザ中部では、1日から10歳未満の子どもを対象にポリオのワクチン接種が行われていて、主導するWHOの担当者は3日、当初の目標である15万人を上回る16万1000人以上の接種が完了したと明らかにした。接種はこのあとガザの南部、北部の順に実施される予定。期間中は対象地域に限り、イスラエル軍は攻撃を停止しているが、対象外の場所では攻撃を続けていて、3日には北部ジャバリアで少なくとも8人が死亡している。