カリブ海の島国ハイチでは、暫定政府の評議会が設置され権力を持つことになる。財界人や政治家9人で構成され、アンリ首相の辞意表明により生じた権力の空白を埋めることが期待されている。首都ポルトープランスがギャングに支配される中、アンリ首相は先月首相の辞任を発表。今も暴力のただ中にある国の人々が新たな評議会に対して抱く思いはまちまちだという。新しい評議会は、医療制度の崩壊など国が直面する切迫した問題に対応することになる。飢餓と食糧不安が悪化し、人道団体はプレッシャーを感じている。WFPは今、家を追われた人々への食料支援を行おうとしている。続けていくためにはさらなる資金提供、それから治安とアクセスが必要だという。評議会が実際いつ発足するかははっきりしておらず、大統領選挙の日程も決まっていない。