世界遺産「富岡製糸場」へ。2014年6月25日に世界遺産登録された。日本初の官営模範製糸場。約30年前まで操業していた、生糸の大規模な西洋式製糸工場。政府は、外貨獲得のためフランス人技術者を呼び、条件が揃っている富岡に製糸場を建てた。当時養蚕は春に1度しかできなかったため、大量の繭を保管するスペースが必要だった。工場ができて47年間、電気が通っておらず、窓から自然光を取り入れて作業していた。昭和50年代に導入された当時の最新機械の展示。創業当時は、約400人の女性が手作業で繭から糸を取り出していた。その後、当時の最新機械を導入、昭和64年頃には約240機を2人で扱っていた。明治時代に行っていた手作業の様子がデモンストレーションで見られる。お湯の中の繭それぞれから出た糸を穴の空いた皿に通し1本の糸にする。糸が擦り合いながら水分を飛ばし形を整える。繭から新しい糸を取り出し投げ入れると、既にある糸に絡まって足されていく。