米国の大手鉄鋼メーカー、USスチールの買収計画を進める日本製鉄は、アドバイザーとして、トランプ政権で国務長官を務めたマイクポンペイオ氏を雇ったと、米国メディアが伝えた。この買収計画を巡っては、USスチールの株主総会で承認された一方、鉄鋼業界の労働組合、USW全米鉄鋼労働組合が一貫して反対している。トランプ前大統領も大統領に再び就任した場合、買収を認めない考えを明らかにしている。ポンペイオ氏は、トランプ氏に近い存在として知られているため、トランプ氏が政権を奪還した場合に備えた動きではないかという見方も出ている。