- 出演者
- 高井正智 森下絵理香 向笠康二郎
オープニング映像が流れ、出演者が挨拶。
11月の米国大統領選挙まで4か月を切る中、バイデン氏に対して選挙戦からの撤退を求める圧力は、日に日に強まっている。19日には、新たにおよそ10人の議員が、撤退を求める立場を表明。上下両院合わせておよそ260人いる民主党議員のうち、公然と撤退を求める議員は30人を超えた。一方で、党内の一部の議員からは、バイデン大統領を擁護する声も出ている。有力紙ニューヨークタイムズは、若手のオカシオコルテス下院議員が「労働組合や高齢者に対するバイデン大統領の政治力を、ほかの民主党議員が過小評価している」と発言したと伝えた。その上で、「バイデン氏の撤退を望む人たちの間に、ハリス副大統領を支持するということに意見の一致があるかといえば、それは間違いだ」と述べ、バイデン大統領が撤退して、多くの候補が競う形で後任選びを行うことはありえないという考えを強調している。
米国・バイデン大統領は、新型コロナに感染して自主隔離を続けているが、19日の声明では「来週、選挙活動を再開することを楽しみにしている」として、選挙戦を続ける意向を強調。また、民主党の重鎮、ペロシ元下院議長が、「バイデン大統領は近く説得に応じて撤退を決断する可能性がある」という見方を示したという報道を巡り、ペロシ氏に腹を立てているとも伝えられている。米国のメディアは、バイデン大統領が撤退するかどうか、この数日間が大きなヤマ場になるとの見方を伝えている。撤退を促す声と、支持する声が錯そうする中、バイデン大統領の今後の言動に高い関心が集まっている。共和党の大統領候補に指名されたトランプ前大統領が早速、電話で会談したのはウクライナ・ゼレンスキー大統領。トランプ氏は「私は次の米国大統領として平和をもたらし、戦争を終わらせる」として、ロシアによる侵攻を終結させることに意欲を示した。一方、ゼレンスキー大統領は「米国の超党派によるウクライナ支援の継続が重要だ」と訴えた。「大統領に選ばれれば、侵攻を終わらせる」と繰り返し主張するトランプ氏。しかし、和平の在り方などは明確には示していない。ウクライナをはじめ、ヨーロッパ諸国の間では、ロシアに有利な形になるのではないかと警戒する見方も出ている。
海面水温の上昇で、海産物に異変が起きている。以前は秋に取れた戻りガツオが、すでにこの時期に店頭に並んでいる。スルメイカは小さくなった。漁業者からは、存続の危機に立たされているという声が聞かれる。6月から8月にかけて旬を迎える宮城のホヤ。独特の苦みと甘みのある味わいで人気の東北の珍味が育たない。通常は水揚げの際に15センチほどまで育っているが、ことしは3分の2程度の10センチほど。中には、死んでしまった個体もあったという。取材した会社では、去年、80トン余りあったホヤのむき身の生産が、ことしは5トンほどにとどまっているという。原因はやはり、水温の急激な上昇。会社によると、餌となるプランクトンが死滅して、ホヤが栄養を取り込めなくなったという。影響は、全国各地の漁業の現場に表れている。1つが、北海道のサーモンの養殖。去年の夏、釧路市で3500匹余りが死んだ。養殖場付近の海面水温は、過去最高の23度を記録するなど、20度を超える日が続いていた。
熱中症のリスクを減らそうと、働き方を変える会社も。暑さ指数が朝の時点で会社の基準に達した場合、従業員にリモートワークの実施を呼びかけている。熱中症を防ぐためのシステムを販売する動きも広がっている。大阪に本社を置くプラスチック製品の製造メーカーが、4月から販売を始めたシステム。額の温度を測定し熱中症のリスクが高まった場合には、本人や管理者のスマートフォンなどに通知が届く仕組み。都内の動物園。システムを開発した健康機器メーカーの担当者が訪れ、暑さの状況を把握するためのセンサーを6か所に設置した。多くの子どもたちが訪れる、モルモットのコーナーにも。それぞれの地点で、熱中症に対してどの程度注意が必要か、一度に確認できるようになる。動物園では、来園者や動物などの健康管理に役立てることにしている。
旧日本軍と米軍の戦闘で、2万人近くの日本兵が戦死したグアム。現地で戦没者を悼む慰霊祭が行われた。先週、12柱の遺骨が返還されたが、収容活動は進んでおらず、いまだ9割以上がふるさとに帰れないまま。グアムに動員された旧日本軍の兵士はおよそ2万人。1944年7月に米軍が上陸すると、3週間で壊滅状態となり、1万9000人が命を落とした。今月、遺骨の収容に向けて、かつて旧日本軍の野戦病院があったジャングルで、調査が行われた。土砂に埋まっていると思われる壕を、地中レーダーを使って探す。しかし、重機などを使って掘り進めることはできず、壕の痕跡を見つけることはできなかった。米国の準州であるグアムは、私有地でも遺骨が埋まっている明確な証拠がないかぎり、掘削などの調査が制限されている。さらに島の面積のおよそ3分の1を米軍基地が占め、立ち入りさえも厳しく制限されている。遺骨の収容活動は、70年余りにわたって行われているが、収容できた遺骨は516柱にとどまっている。2万人近くの兵士が戦死したグアム島での戦闘から、あすで80年。
パリオリンピックの開幕まであと6日。パリ西部に設置されたメインプレスセンターがオープン。センターには、選手や組織委員会が記者会見を行う会場が4つ設置されている。また、記者たちの業務スペースなども用意されていて、各国のメディアが競技取材に向けた準備を進めていた。100年ぶりにパリで開催されるオリンピックは、26日にセーヌ川で開会式が行われて開幕する。映画館に言及。英国メディアは「観客が戻るのはすごくいい」、オーストラリアメディアは「(国際情勢が緊迫する中のオリンピックの意義について)スポーツは壁を打ち破る」とコメント。
米国の大手鉄鋼メーカー、USスチールの買収計画を進める日本製鉄は、アドバイザーとして、トランプ政権で国務長官を務めたマイクポンペイオ氏を雇ったと、米国メディアが伝えた。この買収計画を巡っては、USスチールの株主総会で承認された一方、鉄鋼業界の労働組合、USW全米鉄鋼労働組合が一貫して反対している。トランプ前大統領も大統領に再び就任した場合、買収を認めない考えを明らかにしている。ポンペイオ氏は、トランプ氏に近い存在として知られているため、トランプ氏が政権を奪還した場合に備えた動きではないかという見方も出ている。
石川県七尾市の「のとじま水族館」が、半年ぶりに営業を再開した。この水族館では、能登半島地震で配管の施設が壊れるなどして、人気だったジンベエザメを含め、およそ4000匹が死に、休業を余儀なくされた。復旧工事が進んで、全国各地の水族館などに預けていたペンギンやウミガメなどが戻り、早速、親子連れなどが訪れていた。
パリオリンピックの新競技、ブレイキンの日本代表4人が都内で記者会見をし、意気込みを語った。ブレイキンは、DJがかける音楽に合わせて、1対1で交互にダンスを披露し、技術や音楽性などを競う。女子は来月9日、男子は10日に行われる。Shigekix(半井重幸)選手は「僕自身が一番楽しんでやろうというのがステージに立つ上での目標」、AMI(湯浅亜実)選手は「ブレイキンってこういうものだと見せられたらいい」とコメント。
全国の気象情報を伝えた。
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水に慣れていないお子さん、泳力に自身のある大人もみんなで気をつけたいなどと話した。