- 出演者
- 糸井羊司 副島萌生 晴山紋音
オープニング映像と挨拶。
きょうの東京外国為替市場では、円相場が一時およそ1か月ぶりの水準となる、1ドル155円台まで値上がりした。背景の1つが、日本時間のきのう、米国のメディアで報じられたトランプ前大統領のインタビュー。この中で「私たちは大きな通貨の問題を抱えている。強いドルと弱い円、弱い人民元で、これはとんでもないことだ。米国は非常に悪い立場にある」と述べ、ドル高の是正を示唆した。円高が進んだ要因には、日本時間のきのう、河野デジタル大臣が米国のメディアのインタビューで、日銀の利上げの必要性に言及したと伝えられたこともあると見られている。投資家の間では、日本の閣僚がこうした発言をするのは異例と受け止められ、日銀が今後、利上げを進めるという観測が広がった。三井住友銀行・鈴木浩史チーフ為替ストラテジストは「中国の人民元、日本円に言及があったところが市場参加者のサプライズとなった」、日立製作所・東原敏昭会長は「非常にボラティリティーが高すぎる」、日本製鉄・橋本英二会長は「政府日銀でいろいろな政策を取ってもらい安定化させるのは言わずもがな」、全国銀行協会・福留朗裕会長は「この数日、1週間ぐらい潮目が変わる可能性」とコメント。
東京株式市場。日経平均株価は900円以上値下がりした。株安の背景には、バイデン政権が半導体業界への規制強化を検討していると伝えられたことがある。業界の先行きへの警戒感から、ハイテク関連の銘柄を中心に売り注文が広がった。さらに、円高が急速に進んだため、自動車など、輸出関連の銘柄も売られた。円相場は今後、どうなるのか。三井住友銀行・鈴木浩史チーフ為替ストラテジストは、先行きは不透明だという見方を示したうえで、注目する点について「月末に米国、日本の中央銀行は金融政策の決定会合を開催する。金融政策動向が最も注目されている」とコメント。
東京大学の研究チームが、南アフリカの20億年前の地層から微生物を採取することに成功。南アフリカ北東部のブッシュフェルトと呼ばれる特殊な場所の20億年前の地層から見つかった。分析した結果、DNAを含んだ細胞が見つかり、細胞内からは、生きた生物が作り出すたんぱく質も検出されたことを突き止めた。つまり、見つかった微生物は、岩の中で生きていると見られることも確認できたとしている。今回の発見は、主に2つの点で貴重なものと考えられる。まず時代。これまでに見つかった最も古い生きた微生物は、およそ1億年前のもの。今回はこれを大きくさかのぼる。2つ目は、微生物が生きていると見られるため、DNAやゲノムの解析が可能だという点。この微生物が20億年前からほとんど進化していなかった場合、地球に誕生した初期の生物の特徴を、色濃く残している可能性が高いと考えられる。研究チームは、今後、ゲノムを解析して、20億年前の微生物かどうか確認したうえで、遺伝情報を詳しく調べて、地球の生命の起源や進化の歴史を明らかにしたいとしている。
パリオリンピックを前に、テロ警戒レベルが最高水準に引き上げられているフランス。開会式の会場となるセーヌ川沿いでは、およそ10キロにわたってテロ警戒区域が設けられ、大規模な立ち入り制限が始まった。区域内で暮らす人や働く人以外は原則立ち入ることができず、通行するには、事前に申請した許可証を警察官に見せる必要があるが、規制を知らなかった人や、通行許可証を申請したものの、まだ届いておらず、通るのを諦める人の姿も見られた。周辺の飲食店などからは、売り上げへの影響を心配する声も出ている。
パリ郊外では選手村がオープンした。大会期間中、およそ1万4000人が滞在する予定。日本選手団は18日、一部の選手たちが選手村に入る予定。
パリオリンピック。柔道男子の100キロを超えるクラスに出場する斉藤立選手は父親の仁さんと、日本の柔道史上初めて親子2代での金メダル獲得を目指す。この春卒業した大学の壮行会に出席。応援団からエールを送られ、パリでの活躍を誓った。「背負ったものをすべてぶつける。そしてやってきたことをすべてぶつける。金メダルを国士舘大学に持ち帰りたい」とコメント。
パリオリンピック。陸上男子110メートルハードル代表の村竹ラシッド選手は、拠点にしている千葉県のグラウンドで練習を公開。去年9月に、日本記録に並ぶ13秒04をマークした22歳は、パリ大会が初めてのオリンピック。今月24日に日本をたち、現地での合宿を経て、本番に向かう。「目標は決勝進出とメダル獲得」とコメント。
日本と台湾の海上保安当局の巡視船が、千葉県の房総半島の南の海上で初めて合同で捜索や救助に関する訓練を実施したことが分かった。中国が海洋進出を強める中、日本としては周辺国や地域と連携するねらいがあると見られる。
自衛隊の吉田統合幕僚長と米軍のブラウン統合参謀本部議長、韓国軍のキム合同参謀本部議長が東京の防衛省で会談した。会談後に出された共同声明では、中国に言及したうえで、力による一方的な現状変更の試みに反対すると表明した。3か国の制服組トップが中国に言及するのは極めて異例で、北朝鮮だけでなく、中国への対応についても、連携を深めていく考えを示した形。
先月、宮城県大河原町の町議会で、佐藤貴久議員がスマートフォンのゲームをしていたのを、見学に来ていた小学生が目撃し、感想文で指摘していたことが分かった。町議会の一部の議員は、来週開かれる町議会に、議員辞職勧告決議案を提出するとしている。
全国の気象情報を伝えた。
水の事故・熱中症に気をつけるように呼びかけエンディングの挨拶をした。
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