トランプ大統領は新型コロナ対策の重要性を訴えてトランプと対立したファウチ元大統領首席医療顧問の警護を打ち切った。ファウチは第一次トランプ政権で新型コロナ対策を担当しマスクの着用やワクチン接種義務化を進めたが、コロナ対策に消極的なトランプ氏とたびたび意見が対立した。ワクチン接種などに反対する保守派からは脅迫も受けていたため、これまでは公費で警護がつけられていたが、トランプ氏は24日、「彼はたくさん稼いでいる、自分で警護を雇える」と話し公費での警護を打ち切ったことを明らかにした。トランプ氏はこのほか第一次政権で大統領補佐官を務めたボルトン氏や国務長官を務めたポンペオ氏らの警護も打ち切っていて、いずれも政治的な報復だとみられている。