トランプ政権がハーバード大学に対して留学生の受け入れ認定の取り消しを決めた措置について、連邦地裁は大学側の申立を受け、措置の一時停止を決定した。在学中の留学生にすぐ影響がおよぶ事態はひとまず回避された形となる。ただ、アメリカメディアによると国土安全保障省のマクローリン次官補は「憲法で認められた大統領の権限を打ち砕こうとしている」と反発している。今回の決定を受け、パキスタンからの留学生ラウフナワズさんは先行きについては「今後何が起こるか恐れている友人もいる」と学内の不安な心情を明かした。ハーバード大学には現在、ベルギーのエリザベート王女やカナダのカーニー首相の娘も留学している。AP通信によると、ベルギー王室は「王女の状況に影響するか注視している』とコメントした。トランプ大統領は他の大学にも同様の措置を出すことを否定しなかった。