北海道・東神楽町の中学3年生・福永さんは今年2月、東京でベンチャー企業を開いた10代を対象にしたアプリへのアイデアを競うコンテストでグランプリに選ばれた。アプリでは登録された不登校の人同士がチャットでやり取りでき、将来的に位置情報が分かるようにして実際に会えるようにするきっかけにするのが狙い。開発に使っているのはマサチューセッツ工科大学が提供する開発ソフトで、専門知識が無くてもアプリが作れる。福永さんは小学校入学直後から教師との関係に悩み、1年生の夏休み明けから不登校になり9年間続いている。小学5年生の時にオンラインの学校に通い始め友達ができたが、住む場所はバラバラでリアルでは会えないという。コンテストでグランプリを取った福永さんはアメリカで行われる会議でアプリを発表することになった。英語は苦手なためスピーチの練習を重ね、7月中旬にマサチューセッツ工科大学で約2分間のスピーチをやり遂げた。
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