奥日光の中禅寺湖の中はたくさんのごみ。目立つのは引っかかったままの釣り糸やルアー。ここで明治時代にマス釣りが始まって約120年。今は年間2万人を超える釣り客が訪れるようになり、釣り道具のごみが年々増えている。中禅寺湖を守りたいと保全活動に取り組むNPOがあるプロジェクトを始めた。湖に潜って釣り道具を直接回収しようという。NPO理事のショータ・ジェンキンスさんは釣り人でもある。大人になって中禅寺湖で釣りをするという夢を叶えた一方、釣り人としての責任を強く感じるようになったという。ショータさんたちは12日間で約500kgのごみを回収した。回収したルアーは1万1000個を超えていた。ショータさんたちの他にも全国各地からボランティアが集まり作業を支えた。回収した金属製のルアーはクマよけの鈴に生まれ変わった。活動へのクラウドファンディングに賛同した支援者たちへの返礼品として作った。関心を持ってもらうため、クマよけの鈴は地元の小中学生にも贈った。釣り人の責任を果たし、美しい湖と釣り文化を次の世代につないでいこうという取り組みが続いている。
