国連総会でのアッバス議長の一般討論演説は、アメリカがビザを発給しなかったため事前に録画したビデオでの演説となった。アッバス議長は今も続くイスラエルの攻撃を改めて「戦争犯罪だ」などと非難した上で、「ガザ地区の和平に向けトランプ大統領・フランス・国連などと協力する用意がある」と表現した。また、イスラム組織・ハマスは自治政府に武器を引き渡さなければならず、「統治において役割を果たすことはない」と強調した。そしてパレスチナを国家として承認する各国の動きに「歴史的な紛争に終止符を打つ国際的な意思が示された」と感謝を述べ、他の国も続くよう求めた。