およそ半世紀にわたって奄美大島で問題となっていた特定外来生物マングースの根絶が宣言された。環境省によると1979年、ハブを駆除するために奄美大島に持ち込まれた特定外来生物のマングースは一時推定1万頭にまで増加し、在来種のアマミノクロウサギなど島の希少な野生動物に大きな影響を与えていた。2000年から本格的な駆除が始まり2005年にはマングースの根絶を目指す奄美マングースバスターズが結成され活動が続けられてきたが、2018年を最後にマングースが見つかっていないことなどから環境省はきょうマングースの根絶を宣言した。長期間定着したマングースを根絶した事例としては世界最大規模だとしている。