マーモット村の今井英莉代表によると、ヒマラヤマーモットが多く生息する中国では繁殖目的で劣悪な環境で飼育されているケースがあり、暗く狭い場所に多くのマーモットが集められ、恐怖からエサを食べられなくなってしまったり仲間同士で傷つけあったりしていたという。マーモット人気が高まったことによって去年9月には中国・山東省の悪質ブリーダーがマーモットを虐待する動画を投稿。動画の再生回数を稼ぐために人間のようなリアクションをするマーモットの様子を発信して関心を集めようとしていた。中国ではマーモットをペットとして飼うことは許されているが、1988年に制定された野生動物保護法では国家が指定する野生動物が保護対象でペットは対象外となっている。今井英莉代表は、担当省庁に通報して虐待動画を削除させたり、不適切な環境で飼育されているマーモットを保護する活動を続けている。