研究テーマは「カニカマ超進化史」。1960年代後半、日中関係の悪化によりクラゲの輸入が減少。水産加工会社「スギヨ」が代替品開発に挑戦するもクラゲの再現は失敗の連続だった。1971年、社員がクラゲがカニの食感にそっくりなことを発見。発想の転換で1972年世界初のカニカマ「かにあし」が完成。社長によるとカニの再現度は70%だった。1974年、「大崎水産」によって再現率80%の「フィッシュスチック」が誕生。1970年代後半以降、数々のメーカーが着手しカニカマが大乱立。1980年、「ヤマサ蒲鉾」がナナメの繊維を再現したカニカマを発売。「スギヨ」は1990年に葉っぱをヒントに葉脈状のカニカマを発売。
1990年代、カニカマが世界で大ヒット。2000年代、「スギヨ」は完全再現には避けられない壁に直面していた。ズワイガニはオスとメスで全然違うという。研究を重ねて発売したのはメスのズワイガニを再現した「香り箱」、オスのズワイガニを再現した「大人のカニカマ」。さらにスギヨは本物を超えるカニカマ「香り箱 極」を開発。メスのズワイガニを再現した「香り箱」の繊細さ&風味、オスのズワイガニを再現した「大人のカニカマ」の食べ応え&うま味を合わせた商品。
1990年代、カニカマが世界で大ヒット。2000年代、「スギヨ」は完全再現には避けられない壁に直面していた。ズワイガニはオスとメスで全然違うという。研究を重ねて発売したのはメスのズワイガニを再現した「香り箱」、オスのズワイガニを再現した「大人のカニカマ」。さらにスギヨは本物を超えるカニカマ「香り箱 極」を開発。メスのズワイガニを再現した「香り箱」の繊細さ&風味、オスのズワイガニを再現した「大人のカニカマ」の食べ応え&うま味を合わせた商品。