ミツバアリと居候しているアリノタカラ。アリノタカラに目はなく自分で移動することもほとんどできない。主食は草の根の汁でミツバアリに運んでもらうことで食べ物にありついている。アリノタカラは根の汁を吸って余った糖分を出す。ミツバアリは糖分を食べて生きているという。
ある日、羽を持つアリが現れた。新しい女王で、アリの群れには年に一度新女王とオスが生まれる。新女王は一匹だけアリノタカラを連れて行く。アリノタカラも卵を生んで増える。
最近アリの居候の研究から進化を促す生き物の爆発的な力が浮かび上がっきた。今回の調査では新種も発見された。もともとは居候をせずに暮らしていたハネカクシは8000万年前にサスライアリが現れて居候を始めたことで一気に数百もの種に分かれたという。