頂上直下の谷にまだ雪が残る7月に斜面には色とりどりの花が咲いていた。鮮やかな花が目を引く「ミヤマシオガマ」や高山の湿った場所で見られる「ハクサンイチゲ」などである。岩場を動き回る鳥は「ライチョウ」の雄で高山植物の葉や花びらなどをついばんでいる。雌の姿もあり、ライチョウは雪解けと共に高山にやってきて繁殖する。尾根の周辺には「ハイマツ」が茂みを作っており、茂みの中で動いているのは「ホシガラス」である。加えているのはまつぼっくりであり、栄養豊富な種を取り出して食べていた。盛んにさえずっているのは「カヤクグリ」であり、茂みの奥を覗いてみると巣があった。大きさ2cmほどの卵があり、夏にカヤクグリは麓の森からハイマツの茂みにやってきて子育てをする。
