ドジャース・大谷翔平によって米国・ロサンゼルスではある現象が起きている。CNNによるとロサンゼルス観光局は、日本からの観光客の80%〜90%が滞在中に少なくとも1回はドジャースタジアムを訪れていると推定。ロスへの日本人観光客の流入は最高潮に達していると伝えている。ロサンゼルスの地元メディア・マーケットプレイスによるとロサンゼルス観光局の代表は「去年23万人の日本人観光客が訪れたが、今年は40万人を超える可能性がある。これを“大谷効果”と呼ぶ」と話したという。特に球場近くの日本人街・リトルトーキョーのホテルや飲食店での来客数は、去年の同じ時期と比べて倍増。ホームゲーム期間中のホテルの1泊当たりの宿泊料金が、通常よりも1万6000円以上高くなった。それでも満室になることもある。東本願寺ロサンゼルス別院・伊東憲昭住職によるとリトルトーキョーの和菓子店店主が「最近では大谷翔平選手の影響で日本文化に興味を持った色々な人種の客が店に来るようになった。大谷を通して日本文化へのリスペクトが広がっている」と喜びを口にしていた。