フィンランドのサンナ・マリン前首相が来日し、東海大学で講演を行った。19年、マリン氏は34歳で世界最年少の首相となり、プライベートでは1児の母。2020年にはコロナ禍に突入し、22年にはロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、安全保障環境の再評価を余儀なくされた。フィンランドは中立国だったが、NATOへ加盟。マリン氏は「なぜ、その決断をするのか、生活にどう影響するか。国民に丁寧に説明することもリーダーシップの重要な側面」と語る。また、同氏は優れた福祉政策がなければ、チャンスは巡ってこなかったと回想。私生活ではパーティーで友人と踊る動画が流出し、野党や一部メディアから批判にさらされた。薬物疑惑も取り沙汰されるも、検査で潔白を証明した。公務に邁進したマリン氏だったが、23年に選挙で敗れ、政界を引退。現在は各国のリーダーに政策アドバイスを行っている。マリン氏は「誰もが同じ機会、可能性、責任を分かち合っていると感じた時、社会に強い信頼が生まれます。その信頼が危機的状況においても国を力強く支えるのだと思います」などと語った。
