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「メキシコ国立防災センター」 のテレビ露出情報

太平洋に面したメキシコのシワタネホ市。人口や約7万。観光地として人気があり、移住者が多い。約100年前、11mの津波に襲われているが、地震や津波のリスクをほとんどの住民が認識していなかった。しかし、大地震が発生すると津波の第一波は最短13分で到達、高さは最大7mに達すると想定されている。京都大学防災研究所の中野元太助教は、この街で2016年から防災に取り組んでいる。中野さんは、現地の防災担当者とともに様々な対策に乗り出した。津波から避難する場所として、高い頑丈なビルを使わせてもらうよう交渉。津波のシミュレーションなど、科学的知見をもとに避難ルートを提案、正しい避難方向を示す看板を街のあちこちに設置した。特に力を入れているのが、防災教育。地震や津波だけでなく、あらゆる災害に対する意識を高めるためだ。中野さんや防災局の指導で、生徒たちは応急手当の方法や、避難ルートの確認、地域のリスクを書き込んだ防災マップの作成など、様々なことを学んできた。やがて、大人たちにも変化が。中野さんの働きかけで、自主防災組織が結成された。その力は、住宅100棟が焼けた火災で発揮された。消防車が来る前に、住民がいち早く初期消火と避難誘導を行い、犠牲者を出さなかった。こうした取り組みを、メキシコ政府の防災機関の責任者は、人々の意識を高めて市民参加を促すことができて大成功だと言った。

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