世界には紛争などから逃れるため他国に密入国しようとする移民や難民と呼ばれる人がいる。多くの移民が目指すのがアメリカだった。そんな彼らが使う隠れたルートがコロンビアからダリエン地峡という100km未開のジャングルを通り、いくつもの国境を超えアメリカまで行くルートだった。2023年には53万人もの移民がアメリカを目指してダリエン地峡にはいったという。ダリエン地峡からパナマ国境を目指す移民たちに密着。父親が移民だったというジャーナリストのジェイソン・モトラーはコロンビアのボコタに向かった。ここで友人のジャーナリストカルロスと合流。そして2人はダリエン地峡の案内所ともいえる村に到着した。5日後、移民たちがやって来た。この人たちはバングラデシュとネパールからやって来たという。夜、アフリカから来た9人の移民が合流し20人もの集団となった。翌日、国境を超えた先にあるパヤという村を目指した。ボートを手配し、ガイドを雇う。移民たちは1人300ドルガイドに支払うことに。ボートで行ける所までいき、そこから先は歩いていく。運が良ければパナマまで2日でつくという。途中、ジャーナリストのジェイソンが倒れてしまった。