コロンビアには家族性アルツハイマー病の人が多く住む地域がある。アンティオキア大学は30年以上、家族性アルツハイマー病の追跡調査を続けてきた。その調査から家族性アルツハイマー病の発症を防ぐスーパー遺伝子を持つ人が見つかった。アリリア・ロサ・ピエドゥライータ・デ・ビジェガスさんは家族が40代で発症する中、アリリアだけは発症しなかった。アリリアの脳にはタウはほとんど貯まっていいなかった。アミロイドβだけではアルツハイマーが発症しないことがわかった。アリリアの脳にはアミロイドβが大量に貯まっていた。「クライストチャーチ変異」と呼ばれる稀な遺伝子変異を持っていた。
