米国共和党の全国大会は最終日を迎え、大統領候補に指名されたトランプ前大統領が現在、指名受諾演説を行っている。全国大会の会場から中継。トランプ前大統領は攻撃的な言動を控えることで新たなトランプ像を作り上げようとしている。トランプ前大統領は「不和と分裂は正されなければならない」と述べた。銃撃事件についても言及し、「凶悪な攻撃にもかかわらず、これまで以上の決意を持って団結する」などと強調。トランプ前大統領は、事件を機に大きく変わった選挙戦の風向きを敏感に感じ取っている。言葉のトーン、身ぶり手ぶりにも気を使っていて、大統領らしい振る舞いを徹底することでアウトサイダーのイメージからの転換を図ろうとしている。当初は出席しないと報じられていたメラニア夫人や長女イバンカ氏も出席して一家総出を演出。事件を受けてトランプ前大統領の神格化が進む一方で、反トランプの意思を固くする有権者も多く温度差が広がっている。