トランプ大統領が1セント硬貨に2セントかかることからSNSに「1セント硬貨の鋳造停止を財務長官に指示した」と投稿され、日本でも1円玉廃止論が浮上した。実は造幣局は2016年以降一般流通の製造は停止しており、最も多く製造されたのは消費税が導入された翌年の1990年の約27億7000万枚で現在はコレクター用のみで2024年は約51万枚しか製造していない。キャッシュレス化が進む中各国で少額硬貨の廃止への議論は行われているという。材料は準アルミニウムで仮にアルミの工場で製造した場合、1円どころではないと話した。仮に1円玉が廃止されたら最小単位が5円玉で末尾を0・5にして計算する「ラウンディング」という二捨三入の考えが適用される。一方で支払いは現金のみで1円単位で値下げしている激安スーパーでは廃止は困ると話す。