新コーナーのアスヨク!あすの社会のために様々な課題を解決すべく奮闘する人を取り上げる。日本から4000km以上離れたタイ・メーホンソン県。この地域はほとんどが山岳地帯でタイで最も貧しい地域と言われている。学校の教室から聞こえてきたのは日本語。教壇に立っているのは蔭山修一さん(67)。異国の地で10年前から1人で日本語を教え続けている。この日の授業は日本語のカルタ争奪戦。かつて外資系企業に勤務していた蔭山さん。ボランティアでタイに訪れた際に目の当たりにしたのが貧困問題。そこで早期退職し日本語教師になった。蔭山さんは「タイは日本以上の階級社会でここで生まれた子どもは将来が決まっている」と話す。タイで日本語を教えている理由については「都会に出て都会の人と闘う武器を与えるために道具として日本語を教えている」と明かした。貧困の連鎖を断ち切る蔭山さんの奮闘は続く。蔭山さんは先日日本に帰国したそうだが、今後も定期的にタイを訪れて支援を続けていくそう。