イラン・ペゼシュキアン大統領はアメリカ国民へメッセージを送った。4ページ渡る書簡でSNSで公開された。注目は3点。1点目はイランの人々はアメリカ、ヨーロッパ、もしくは隣国を含む他の国の人たちに対して敵意を抱いていません。2点目はアメリカへの不信感は長い歴史の中で築かれた。1953年石油資源の国有化に踏み切ったイラン政府をアメリカCIAなどがクーデターによって転覆。パーレビ国王の親米独裁体制を支援。長期にわたる経済制裁。去年6月と今年2月交渉のさなか攻撃。3点目は、イランが行ってきたこと、現在も行っていることは正当な自衛に基づく抑制された対応であって決して戦争や侵略の開始ではありません。この書簡が、革命防衛隊やモジタバ師と共有されたイランの総意としての発信か不明。外国国民への書簡はめずらしく公開は演説の6時間ほど前。アメリカ国民に理解を訴える狙いだろう。MAGA派に向けたものと見られる。書簡には「この戦争によってアメリカ国民のどの利益が守られているのか」「アメリカ・ファーストは本当にいまのアメリカ政府の優先事項なんでしょうか?」とある。今回のイラン攻撃について政府の対応を支持する39%、指示しない54.4%(RealClearPolitics 3月13~31日実施)。イランとしてはアメリカの世論に自国の政府の決定がまちがっていたと納得させ、間接的に停戦を促す狙いがあったのかもしれない。
