ロシアのプーチン大統領は士官学校の卒業生らを前に演説し、世界のパワーバランスを維持するためとして核兵器を搭載できるICBM(大陸間弾道ミサイル)など核戦力の開発を続ける方針を示した。この中で「われわれは戦略的抑止力を保障し、世界のパワーバランスを維持するために、核の3本柱をさらに発展させる計画だ」と述べ、核兵器を搭載できるICBMやSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)、戦略爆撃機の開発を続ける方針を示した。プーチン大統領は訪問先のベトナムで行った記者会見で「われわれは核ドクトリンをどのように変更するか考えている」と述べ、核兵器の使用条件を変更する可能性に言及している。