アメリカとウクライナの協議で合意をした内容。アメリカが提案した30日間の即時停戦をウクライナは受け入れる用意があると表明。またアメリカによる軍事支援の再開なども合意している。トランプ大統領はあとはロシア次第だと語っていた。先ほどトランプ大統領の側近ウィトコフ特使がモスクワに到着。プーチン大統領と会談するものとみられる。プーチン大統領が迷彩色の軍服姿で現れた映像が公開されたのは昨日のモスクワ時間の夜遅くだった。この翌日にアメリカとの交渉を控えているそういったタイミングもあり夜中に公表した狙いとしても、軍服姿ということでロシア国内では恐らくこの停戦をしないというような合図なのではないかといった見方も出ている。また、プーチン大統領はクルスクにいるウクライナ兵をできるだけ短期間に倒すことが我々の任務だと強く言った。こういったかなりの強調姿勢に対してロシアの軍事記者らはまたウクライナの更に国境を越えるような新たな作戦まで出てくるのではないかといった指摘すら出るほどの強硬姿勢という感じだった。こういった状況の中でロシア国内で取材しておりも今回のアメリカが提案している一時的な停戦というものを受け入れるというのはなかなか難しいのではないか厳しいといったような状況。先ほどウシャコフ大統領補佐官もなぜウクライナに休養を与えるようなことを我々はしなければいけないのかとかなり否定的な見方をしていた。今回の提案をむげに断ってしまえばトランプ大統領からは悪いのはロシアではないかというような見方をされてしまう。更なる制裁や更なるウクライナの軍事支援なども考えられる。一方で、プーチン大統領は足元の基盤支持層というのはかなりの保守派で、先ほど取材したVTRにも出てきた団体のようにかなり強硬的。停戦には反対している。こうした中でプーチン大統領はある意味、トランプ大統領と国内の支持基盤とジレンマ板挟みになっているといえる。プーチン大統領は簡単に、むげに断るようなことはしないと思う。ただ、対話に応じるふりをしつつも実際には自分のスタンスは変えないという形を出してくると思う。