1950年代後半に一気に復旧したトランジスタラジオ。TOPPANはその回路に使われるメサ型トランジスタ用マスクを初めて国産化。この技術を基に日本の半導体製造を支えてきた。半導体関連などのエレクトロニクス事業の売上は全体の16%に留まるが、利益では既に3分の2に関わっている。埼玉・杉戸町にある研究所ではTOPPANの最先端の技術開発を行っている。現在開発中のものとして「3D ToFセンサ」を紹介。距離情報の認識できるカメラで、今後ロボットの目として使われると考えている。光で正確な距離や形状などを3次元で認識する。TOPPANはハードウェアだけでなく、AIなどのシステム開発も手掛けている。このセンサーは画像で人の骨格を検知しジェスチャーが認識でき、無人タクシーや自動配達のロボットなどに活用可能。センサにも印刷技術が使われており、回路はナノメートルという細い配線で描かれているが、配線をするためにフォトマスクという印刷版が使用されている。センサの精度を高めるため研究しているのが画像処理技術で、雨を撮影すると光が乱反射してノイズが発生するが、TOPPANのカラーマネジメント技術によってノイズを除去することで雨を消すことができる。このセンサは今年10月から量産開始予定。
さらに開発しているのが「メタレンズ」。厚さ1mmの超薄型レンズで、寛師会すればスマホが悩まされてきた出っ張りが解消される。使われているのはモルフォチョウの構造で、青く見える羽は表面に細かいナノ構造があり発色している。これを再現して作られたシートは表面に微細加工を施し、青色だけを反射することで透明なシートが人の目には青く見える。印刷から事業拡大したきっかけについて遠藤は「これまで培ってきた印刷テクノロジーが紙媒体だけでなく様々なところに展開できるようになり、世の中のニーズも高まってきたのが一つのポイント。」などと話した。新規事業への挑戦について「そもそも1990年創業の技術ベンチャーがスタートであり、挑戦を容認する風土がある。」などと話した。
さらに開発しているのが「メタレンズ」。厚さ1mmの超薄型レンズで、寛師会すればスマホが悩まされてきた出っ張りが解消される。使われているのはモルフォチョウの構造で、青く見える羽は表面に細かいナノ構造があり発色している。これを再現して作られたシートは表面に微細加工を施し、青色だけを反射することで透明なシートが人の目には青く見える。印刷から事業拡大したきっかけについて遠藤は「これまで培ってきた印刷テクノロジーが紙媒体だけでなく様々なところに展開できるようになり、世の中のニーズも高まってきたのが一つのポイント。」などと話した。新規事業への挑戦について「そもそも1990年創業の技術ベンチャーがスタートであり、挑戦を容認する風土がある。」などと話した。