- 出演者
- 所ジョージ 渡辺裕太 武石鈴香
オープニング映像。
コスタリカのような自然観察フィールド作り。Tokyo Bug Boysの思いではじまった企画。標高1100m、広さ3haの森。冬から夏までの調査。カエルの卵、セミの羽化など。1年調査を続け、いろいろわかってきたことがあるという。
昆虫写真家のTokyo Bug Boysの2人。コスタリカで、モルフォチョウの仲間などと出会った。コスタリカでは、国中で自然観察の整備をしている。日本いもすごいやつらがいる。日本の生き物の魅力を紹介したいという。そして自然観察園作りがはじまった。嬬恋村だ。標高1100m、広さ3haの森。武石さんも加入。野山北・六道山公園を整備するのがbirthのしごと。絶滅危惧IA類のヒメミズワラビなどを復活させた。地図づくりが必要だという。CS立体図が完成。生き物を記録した。ミドリシジミの仲間など。地元の人たちとつながりを持った。ヤドリギは他の木に食い込むように生えている。レンジャクはヤドリギを好む。レンジャクの糞から繁殖するという。いきものの森には多様な生物がいる。
1年でいろいろなことが発見できた。嬬恋村は梅と桜が同時に咲く。
2月、いきものの気配を感じない。水の中を探すという。水温は8度。水中の方があたたかい。カワゲラの幼虫がいた。トビケラの仲間の幼虫も。ムラサキトビケラは美しい羽を持つ。枯れた木の中にもいる。ベニヒラタムシがいた。4月、まだ雪が残っている。池の中にカエルの卵。ヤマアカガエルの卵だという。ニホンアカガエルの卵も。森の湿地を緊急整備した。現場にあるもので池をつくった。6月、池にはオタマジャクシがいた。ヤマアカガエルの繁栄に期待。
カエルは水があるとどこでも卵を産む。池の効果があったという。
- キーワード
- カエル
森の中で観察をしていると色々な音が聞こえてくる。ミソサザイのさえずりも聞こえる。ミソサザイは身長約10cmで日本最小の鳥の1種。6月上旬になると大きさ約4cmのエゾハルゼミの鳴き声が聞こえてくる。寒冷地に生息し嬬恋村ではまだ肌寒い6月のあたまから羽化を始める。羽化する姿を見るべく夜の森を調査していると法師人さんが幼虫を発見。エゾハルゼミの羽化は幼虫の背中が割れて成虫が出てくる。はっきりとは分かっていないが幼虫は数年間土のなかで過ごすと考えられ成虫になると2、3週間程度で命を終える。のけぞるようにでてきたら腹筋をするように上体を起こす。蝉の羽は羽化する時は折りたたまれていて羽の中に通っている管に体液を通すことでハリを持たせている。森の中の木に空いている穴に向けカメラをセットし撮影するとキツツキの一種のアカゲラが映っていた。アカゲラは雛を育てる巣を作るためや自分自身も巣で寝るため毎年新しい巣穴を掘ると言われている。穴の中から雛が顔を覗かせると頭の赤い雄のアカゲラと赤くない雌のアカゲラが交互にエサを運んでいた。運んできたエサはエゾハルゼミだった。この森のアカゲラは高頻度でエゾハルゼミを捕まえてきていた。
アカゲラは毎年新しい巣穴を掘るといわれている。アカゲラが使い終えた穴にカメラを入れてみると深さは40cmほど。この穴はモモンガなど他の動物が利用することもある。そのため生物の多様性意地に重要な役割を果たしていることでキーストーン種と呼ばれている。夜の調査で気をつけることについて法師人さんは「足元を照らせるような明るいライトを用意することと長袖長ズボンで怪我などを防ぐこと」などと話した。
所さんの目がテン！の番組宣伝。
番組はTVer、huluで配信。