イギリスは200年余りイギリスが統治してきたインド諸島にあるアフリカ・チャゴス諸島を東アフリカの島国であるモーリシャスに返還し、アフリカ最後の植民地が返還されることとなった。今後もアメリカ軍と共同で使ってきた軍事基地の権利は持ち続ける。チャゴス諸島はモーリシャスの北にあり、60以上の島々となっていて大半は無人島となっている。ディエゴ・ガルシア島は米軍基地があるが、この基地も維持される。イギリスは基地を建設するために約1500人の住民はモーリシャスやセーシェルに移住させてきたが、返還後は帰還が可能になるという。専門家はイギリスの同盟国の安全保障を守り基地を維持できるのは大きいとしている。一方で中国がこの合意を悪用することも懸念される。島民からは喜びの声も聞かれ、モーリシャスの国旗を立てる動きもある。国連も注意を行う中、イギリスは平和的に大英帝国最後のピースの1つを返還することとなった。