お目当てのヌルブさんの家に到着。奥ドルポ地方は世界的にも珍しい一妻多夫制。スージャと呼ばれるバター茶でおもてなしされ、ヤギのヨーグルトも頂くことに。ナスDいわくブルガリアヨーグルトの10倍は酸っぱいという。そしてヌルブさんの奥さんとヌルブさんの弟さんはおそらく夫婦であり、兄弟2人に対して妻1人の構図がそこにはあった。関係性を聞きづらいままヌルブさんの家を後にし、隣にあった弟さんの家を訪問。チョルピと呼ばれる乾燥チーズなど、様々なものをもてなされた。ドルポで一妻多夫が根付いた理由は、分家を避けるため。家も家族も増やさない一妻多夫の形式を取れば、耕地を分け合えるということでそのような形になった。夫の間に嫉妬心はなく、子どもも父親が誰かはさほど気にしないという。