ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアで、第二次大戦の戦勝記念式典が行われた。モスクワで9日に行われた戦勝記念の軍事パレードには、複数の核弾頭を搭載できる大陸間弾道ミサイル「ヤルス」など70台あまりの軍事車両が登場した。去年より3割ほど少なく、軍事侵攻が始まって以来、規模の縮小が続いている。一方、プーチン大統領は演説で、改めて核戦力を誇示した。プーチン大統領は戦術核兵器の使用を想定した演習の実施を指示し、同盟関係にあるベラルーシも参加すると表明した。こうした演習を合同で行うのは初めてで、欧米をけん制する動きが強まっている。