クーデターで実権を握り、圧倒的な武力で民主派の抵抗を押さえつけたミャンマー軍が国内各地の戦場で劣勢に立たされており、事態は混沌していると報じた。今回は戦況が一変した原因を探り、今後のミャンマー情勢について考える。これまで軍が圧倒していたが、最近になって3つの少数民族武装勢力が急に攻勢を強めたことで軍が劣勢に立たされるようになり、この動きに民主派勢力も呼応して活動が全国に広がっている。ただ専門家によると、それでも軍は権力を手放す可能性は低いという見解を語っている。また国際社会でミャンマー問題は分断を深める要因にもなっており、そうした中でも人道支援や対話仲介努力の継続が重要になってくると解説した。