日本製鉄とUSスチールが米国のバイデン大統領から命令された買収計画放棄の手続きを終える期限について、6月18日まで延長が認められた。日本製鉄とUSスチールは11日、米国政府の外国投資委員会が買収放棄の手続きを終える期限について、6月18日までの延長を認めたと発表した。バイデン大統領が今月3日に出した買収禁止命令では、30日以内、2月2日までに買収に関連する取引を完全かつ永久に放棄するよう求めていたが、両社が期限の延長を要請していた。日本製鉄とUSスチールは共同で声明を発表し、「米国の鉄鋼業界と全てのステークホルダーにとって最善の未来を約束する買収の完了を目指していく」と強調している。