全世界で累計興行収入が158億円を突破したゴジラ-1.0は、アカデミー賞の視覚効果賞に日本作品として初めてノミネートされた。タイトルには、ゼロになった世の中をゴジラが破壊しマイナスの世界になるという意味が込められている。ニューヨークタイムズは受賞を有力視している。国際長編映画賞には、役所広司が主演のPERFECT DAYSがノミネートされた。トイレ清掃員として働く男の日常が美しく見え、心を奪われてしまうと評価されている。世界80カ国に配給が決まっている。長編アニメ映画賞には、君たちはどう生きるかがノミネートされている。受賞となれば、千と千尋の神隠し以来21年ぶりの快挙となる。日本映画が3作候補入りするのは異例で、脚本家・俳優らが去年実施したストライキの影響が理由のひとつに挙げられている。