日米韓首脳会談では「中国・北朝鮮」を念頭においた連携強化が合意された。 首脳・閣僚級の会談を毎年開催。共同の軍事訓練を毎年実施。サイバー攻撃への対処で連携強化。半導体供給網の情報共有。日米は、極超音速ミサイルの迎撃兵器開発することで合意している。音速の5倍以上で変則的に動くため迎撃が難しいとされている。中国は東風17号を配備。これらに対抗する狙いがある。日本人は大事な転機に立っていると寺島さんがいう。世界を2極に分断して、対立の構造に持っていくリスクを日本が引き受け始めている。アメリカは、東アジアにNATOのような仕組みを作ろうとしている。台湾の国民の少なくとも半分は、中国に対して帰属意識を持っている人たちだ。来年の総統選挙が重要になってきている。台湾は中国と同じように尖閣諸島の領有権を主張している。アメリカは尖閣諸島の日本の領有権を認めていない。日本は東アジアの安定のために、尖閣の領有権をこれを機会に主張すべきだった。日本の主体的な東アジアおよびアジア全体を安定化させる構想はなにか。多国間の安全保障にこだわる必要がある。日本を戦争の危機に近づけてはいけない。8月ほど不戦の誓いをしなければいけない。3国で連携して中国を封じ込めようということが日本の安定につながるという思い込みが、正しいのか国民として考えて議論すべきだ。日米韓の首脳会談の狙いは、関係の固定化だと松原さんがいう。ユン大統領は検察官出身だ。白黒をはっきりさせようとしている。北朝鮮とロシアの関係が近くなっている。北朝鮮は国連の制裁を気にしていない。火星18の製造にロシアが協力しているのではないかという指摘もある。日米韓で中国を封じ込める考えではなく、中国と対話をしなければいけない。