米軍と韓国軍は今月19日から朝鮮半島有事を想定し実施していた定例の合同軍事演習、ウルチフリーダムシールドを、きのう午前終了した。演習では北朝鮮の大量破壊兵器への対応に重点を置き、48の野外機動訓練やサイバー攻撃への対処など多領域での訓練を行ったということだ。また米韓両軍は、これとは別に双竜訓練と呼ばれる大規模な上陸訓練を、今月26日から来月7日まで行っている。一方、北朝鮮は朝鮮労働党機関紙・労働新聞で、多連装ロケット砲の発射実験を実施し、キムジョンウン総書記が視察したと伝えた。発射実験を巡っては、米国と韓国への対抗姿勢を示すねらいがあるとの見方も出ていて、米韓両軍は、北朝鮮がミサイル発射などに踏み切らないか警戒を続けている。